「STAY HOME」ということで、多くの人がPCを買わなければならない、と思っているだろうが、まず重要なのは、PCではなく、自宅にインターネットに接続する「線」が来ているだろうか?ということだ。

【自宅でWi-Fiでスマホやタブレットをしている人は】
自分がつながっているのが、

1. 携帯電話会社のインターネット回線
2. 自宅に引いたインターネットの回線

なのか?ということをまず調べよう。自宅でスマホを使っている人は、自宅にいるとき、以下のアイコンがあれば、自宅でも使うスマートフォンは、自宅のインターネット回線につながっている。このマークがなければ、自宅にインターネットの接続はない、ということになる。

この逆三角のマークがあれば、まずは、スマートフォン、あるいはタブレットで、回線料はそれまでと同じ金額でできる。使いすぎたからと言って、速度が遅くなることもない。安心して「zoom」や「Teams」などが使える。

まずはこのマークをチェックしよう。よく、自宅にはインターネットの線は電話と一緒に引いているけど、使ったことがない、という人がいるんだが、多くは「来ていてもスマホの設定をしていなくて使っていない」ことがほとんどだ。このさい、自宅では、いくら使っても料金の増加の無い、インターネット回線かどうか調べ、そうであれば、インターネット回線を使おう。そうでなければ、電話会社とか、ケーブルテレビ会社に連絡して、インターネット回線を入れてもらおう。新たにインターネットが使える自宅回線は、だいたい2千円~4千円/月くらいかかる。新聞をとっていたら、新聞をやめて、その料金をインターネットの料金に使うのもいい。インターネットなら、新聞より情報が速く、様々な新聞がインターネット上で読めるからだ。

【zoomやTeamsはスマホやタブレットでも使える】
この「回線チェック」の結果がわかれば、まずはzoomやTeams(他にもたくさんのビデオ通話アプリ、ビデオ会議アプリ、ビデオ講義アプリがある)で自宅でアプリをインストールして、タブレットやスマホが使える。つまり「ビデオ通話」を通信料金の増加をせずに、安心して、できる。ここからから先は「それでもPCが欲しい」方だけが読めば良い。

【でも、このさいノートPCが欲しい】
ここまでの「通信環境」が揃っていれば、次にPCの選択をする。初心者であれば、面倒な配線が必要ない、画面もキーボードもマイクもスピーカーもついているノートPCがおすすめなので、「ノートPCを新たに買う」ことを前提とする。こんなときのPCの選択は、実は簡単だ。

1.ビデオの編集、あるいはきれいな画質のゲームもするPCがほしい。
2.ビデオの編集や、きれいな画質のゲームなんてしない。ビデオ通話ができればいい。

「1.」のPCは「高性能型」で、価格は20万円くらいする。「2.」のPCは安ければ3万円台からある。「いや、そうじゃないんだ、この際、お手軽に自宅でPCにして、大きな画面でテレビ電話会議がしたいし、できれば、PCの勉強もして、キーボードも慣れておきたいんだ」という方が多いだろう。その「多くの方」であれば、「2.」がいい、というのは言うまでもない。

【PCは安いのでいい】
正直なところ、こういう普通の人ってのは、もっと慣れてから、良いPCを別に買えばいいから、できるだけ安いもの、手軽に使えるものがいい。しかしね、スマートフォンっていま、高いのは10万円とか、それ以上するんだよ。でも、PCでその半分以下で買える、ってのは、なんか納得行かないよねぇ。愚痴はともかく「仕事でzoomしたい、Teamsしたい。できればOfficeソフトも使いたい」であれば、PCは3万円台~8万円台のものでいいです。Officeソフトは、実はかなり高性能のものが、無料でダウンロードして使える(MicrosoftのOfficeのファイルの読み書きも可能)ので、買ってからそれをダウンロードして使うのもいいです。つまり強いて「OfficeつきのPC」(2万円くらい高くなる)を買う必要はない、ってことです。無料のOfficeソフトはいくつかあって「無料 Office」で検索するといくつか出てくる。ぼくは「Libre Office」ってのを良く使ってるんだけど。

【OSはWindows一択になっちゃうよねぇ】
そうは言っても、どのPCでもいいけど、Windows10は入ってるのがいい。それ以外のOSのものもあるけど、正直言って、マニアであればいいけど、そうではない人にはWindows10しかおすすめしにくい。実際、家電量販店とか行っても、Windows10の最初かrあ入っているPCしか買えない、というくらいだ。実際にはWindows10以外のOSを入れたPCも売ってるけど、慣れていない人にはおすすめしないと思うよ。

【で、結局どのPCを買えばいいの?】
家庭用のPCは星の数ほどあるので、Amazonを見ても、目がクラクラするほどだが、結局は自分のおサイフと相談して、3万円台後半~6万円台くらいのもので、納得が行くデザインのものを買えば、とりあえずなんとかなる。上限は8万円、という感じだね。CPUがどうの、メモリがどうの、と好きな人は色々言うけど、お金の話しないとね。面倒な話を散々聞かされた挙げ句、高いの買わされたって迷惑ですよ。だから「金額で選ぶ」でOK。

【結局は中国製だからね】
ところで、最近は日本の著名メーカーでも、中国で作っているのが全て。だから「中国製はイヤだ」って言っても無意味です。日本メーカーの製品でも、PCの裏蓋には「MADE IN CHINA」って書いてあるから。スマホもそうだから。iPhoneだって、iPadだってそうなんだから。「いや、うちは日本で作っています。ほら、MADE IN JAPANって書いてあるでしょ」ってものもあることはある。でも、部品の多くはやっぱり中国製です。要するに、中国から大量にキットで買ってきて、日本で組み合わせて「MADE IN JAPAN」にしてるだけだからね。

【買ったけど不良品】
でまぁ、PCを買ったけど動きが変。マニュアル通りに動かないのであれば、不良品なので、さっさと販売元に連絡して、新品と交換してもらうのがいいです。もう、PCは「文房具」なので、そういう感じでいいです。トラブルにあったときは自分でなんとかしないほうがいい。そういう時代になりました。こればっかりは精密機械でもあるので、しょうがないです。

【結局PCはどれを選べばいいか?】
ということで、PCに「不良品だったときの交換の安心」を求めるのに、お金が余分にプラス数万円払えると思う人は、日本のメーカーの名前のついたPC(実は中国製)を買う。同じものが少々高いけど。

その数万円がもったいない、と思う人は、台湾のメーカー(実は中身は中国製)や中国の、知らないメーカーのものを買ってもいいです。そっちうのほうが安いです。良く言う「ノーブランド」みたいなもんだ、と思えばいい。Amazonで売っているものを調べると、LG電子(韓国)、ASUS(台湾)、acer(台湾)、Lenovo(中国:昔はIBMだったんだけどね。買収されたんです)、HUAWEI(中国:なにかと話題ですな。ここのPCは良く出来てるけど高級品多い)、CHUWI(中国)、Jumper(中国)、あたりが出てきます。

「どうしても日本製で日本応援」という方は、日本の中小メーカーではあるけど「マウスコンピュータ」あたりもいいかもしれない。ちょっと高いのと、主要部品は結局中国製ですけど。サポートはいいですよ。日本国内だしね。

「通販で手軽にPCに買っちゃう」って人は、通販の大手では有名なのは、DELLなんですね。ここも少々高いけど、返品交換とか、国内でやってもらえる。

【画面の大きさはどれがいい?】
「最近、目に老眼が入ってきて」っていう人は、14インチ以上の画面のものを選ぶといいです。いや、自分がそうなんだが。

【結局安くしたいんだよ!】
という方は、ノーブランドのつもりで上記中国製のものをAmazonあたりで買うのがいい、ということになります。最初に書いたインターネット回線あるよね?まずそれが「必要」なんだけど。