感染もあちこちで「当たり前」のようになってきた。そこで、「感染による死亡率」だけ見てみよう。これは日本での公式に発表された統計だ。

日本:
全日本での罹患後死亡率: 0.000018%
(500万人に一人)

毎度書いているが、日本で、交通事故で死亡する人は、毎年、3万人に一人だ。2桁違う。数字で見ると、こうなる。ネットの噂などでは、真偽のほどは確かめようもないが「感染による死亡者は10倍はいる」「5倍はいる」という話が多い。では、死亡者数を10倍にしてみると、統計上は、50万人に一人。それでも交通事故などで亡くなる方の1/10くらい、ということになる。

物事を数字で見るのではなく、感情で見る。あるいは、感情的に煽って、数字を見えなくする、ということは昔から行われている。いざというとき、本当に自分の身を守ってくれるのは「数字」である。感情に流されず、それでも「恐れ」を忘れない、ということが必要なのだと思う。