今回は、日本、中国、韓国の3つの地域を比較して見てみよう。

中国:
全中国での罹患者:    0.0058%
罹患者中の死亡者:    3.90%
全中国での罹患後死亡率: 0.00023%

日本:
全日本での罹患者:    0.001%
罹患者中の死亡者:    1.49%
全日本での罹患後死亡率: 0.000015%

韓国:
全韓国での罹患者:    0.015%
罹患者中の死亡者:    0.72%
全韓国での罹患後死亡率: 0.0001%

この数字を見てみると、日本は罹患すると、死亡する率が高いのがわかる。しかしながら、「罹患して死亡する率」は、日本では一千万人に一人。つまり、東京都で一人が新型コロナウィルスで亡くなる、というような率だ。それに対して、韓国や中国では、100万人に一人か2人。日本より一桁多いとは言うものの、 「多い」とはなかなかいいにくい。

中国での罹患者の死亡率は3つの国の中では高いが、どの国も調査の方法などが一律ではない、ということも関係しているだろう。

韓国は罹患率は高い。これは調査を全国民に対して行っている、ということもあるだろう。しかし、どの国も「死者」だけは、比較的隠しようがない、ということで見ると、この数字のうち「罹患後死亡率」だけを見るのが、順当なのかも知れない。これで見ると、日本は他の地域に比べて、一桁死亡率が少ない、ということになる。この数字が比較的信用できるとすると、衛生などの国民の考え方の違いなどがあるのかも知れない。