外に出ると最近はドトールコーヒーとか、タリーズコーヒーとか、スターバックスなんかのカフェを使うことが多いのだが、こういうところでは、自社のポイントカードと他の会社のポイントカードが使える。でも、こういったポイントカードの併用はほとんどできない。二重三重でポイントを取られるのが問題になるのと、禁止事項なども増えて、システムが複雑になりすぎ、開発側がその複雑さに対応できない。システムができたとしても、使い方も複雑にならざるを得ず、使う側の店舗のアルバイトの人も複雑さには対応できない人が多いからね。

それができたら、お店のバイトじゃなくて、開発側になれるわけですよ。そして客も当然その複雑さには耐えられない。こんな世界に誰がした?って感じだが、おそらくこのままでは、同じことが、介護福祉なんかでも始まる。となると、サービスを受ける被介護者は、複雑に絡んだ抽象的思考ができる人でないと無理だなぁ。そういう被介護者ってどのくらいいるんだろうなぁ。これって、まだそんなに大事になってないことなんだが、実はすごく大きな問題になるんだよ。気がついてる人は、とても少ないけどさ。

更に加えて、なんだけど、最近はバーコード決済とか、ポイントカードのスマホアプリ版とかリアルなプラスチックのカードが併用できたりできなかったりとか、店舗チェーンプライベートのポイントカードとか、まぁ乱立状態で、金はなくてもカードでサイフがいっぱいになるわけざんすよ。

で、スマホにアプリカード入れると、どれがどれだかわからん。アイコンいっぱいで間違えて押すと、さらにおかしなことになったりする。この前なんかセブンイレブンでdocomoのdポイントカード出したら、あ、違うわ、とか、ヨドバシカメラでビックカメラのポイントカード出して「これ違います」とか言われたりね。でさ、たくさんあるカードをズラッと店頭で出して、この中でこのお店で使えるもの使ってくれんかな?みたいなおじいちゃんもいるわけですね。

僕はそういうことはやってないけどね。店員さんをカードのランチャーとして活用するわけです。で、店員さんもわからないので「店長〜」とかなって、レジ大混乱になるわけね。みんなやらないでね。ったく、どこが「便利で簡単」なんだかわからんね。

バイトに複雑なことさせたらだめでしょ。

弱視の人とかどうするんだろうね。こういうのもインターフェイス統一して、アプリ一つで勝手にどのカード使うかとか、そういう仕組みはできるはずなんだが、誰もやろうとしないわけね。システム開発というのは、そういうカネにならないところをカネにする、っていうビジネスの仕組み作りができる人がいないんだわ。だからみんなバラバラにやり始めるので、こういう惨状になるわけですね。

スタバでドトールのカード出すとか、タリーズでnanaco出すとか、わざとやる人もいたりして、見てるとおもろいんだが。いや、ぼくはやってないけどね。

「便利で簡単」が、無秩序にたくさんできると「不便で難しく」なる。当たり前だと思うけど。かといって、いまさら秩序は求めようもないわけで。それがバーコード決済やポイントシステムの現状だねぇ。