まずは3か国の「感染後の死亡率」を見てみよう。日本は、なぜか今回から、また、クルーズ船客の数を入れていないので、全体数が減っている。

日本 全国民に対する感染後死亡率 0.000028% 300万人に一人死亡
中国 全国民に対する感染後死亡率 0.00024% 50万人に一人死亡
韓国 全国民に対する感染後死亡率 0.00020%
 50万人に一人死亡

見ると、韓国と中国の、全国民に対する感染後死亡率は、保母同じとなっている。「抑え込みに成功した」「いや失敗した」という話はあるようだし、一部ではまだ閉鎖地域も残っているようだが、大方、頭を打った感じがする。ただし、今後、また感染が増えないとも限らないので、数字は気をつけて見ていくことにしたい。

日本は、けっこう低水準で済んでいるが、多いところでは、死者は100倍の数字が隠れている、というネット場の噂もある。であるとしたら、0.0028%(3万人に1人)となるので、だいたい交通事故の死者と同じことになる。日本の人口の「自然減」は、だいたい50万人/年と言われており、大雑把に言ってそのうちの1/10がCOVID-19による増加が加わっても、あながち外れた数字とは言えないのではないか?また、COVID-19による死亡者は、年齢はあまり関係なく、病気などで身体が虚弱だったりする場合がもちろんあるであろう。とすると、その人の死へのトリガーがCOVID-19による感染による疾患であったとしても、COVID-19は主な死亡原因ではない、という場合はどうするのか?カウントに入れるのか?という問題もあるだろう。

気になるイタリアと米国はどうだろう?

イタリアでの全人口に対する感染者の死亡率: 0.0080% (1万人に1人)
米国での全人口に対する感染者の死亡率:   0.000085% (100万人に
1人)

米国での死亡率は、いろいろ言われているし、これからも増えていく可能性はあるが、現時点ではこんな感じになる。しかし、イタリアは「悲惨」という数字そのままだ。そろそろ収束に向かいつつある、とは言われてはいるけれども。