大陸中国の政府の発表に基づいて、現在の数字での簡単な統計情報を見てみよう。

全中国での罹患者:    0.0058% (1万5千人人に1人)
罹患者中の死亡者:    3.67%  (100人の罹患者のうち4人)
全中国での罹患後死亡率: 0.00021% (100万人に2人)

3月1日に比べると、罹患した方の死亡率が少し上がっている。この数字がどこまで行くかだが、基本的に「罹患はめったにしないが、罹患すると、死亡率が高い」となる。高齢者に重篤な症状を出し、死亡する方が多いというが、それがうなずける数字だ。

現在の中国の人口は約14億人。そのうち、60歳以上は18%。2018年の統計では、65歳以上の人口は12%。中国は建国当初の死亡平均年齢は35歳だったものが、現在は77歳。この数字を勘案すると、ごく大雑把に見てではあるが、65歳以上の高齢の罹患者の4人に1人がなくなる可能性が高い、ということになる。

なぜ本BLOGでは中国の数字を見ているかというと、この地域が、世界で最初に感染が大きく拡大した地域だから、この地域の傾向を見れば、その後で感染地域となった日本も、その近い将来が何となく見えると思ったからである。それにしても、感染はグローバリズムの進展がそうさせたところがあるようだが、世界に広がるのも速かった。

この数字から見える結論は「高齢者は特に罹患しないように注意すること」「罹患者は非常に少ないが、安心はできないこと」である。他のニュースやBLOG、政府広報でも「どうしたら罹患しないか?」がわかりやすく書かれているので、それにはここでは特に触れないが、まずはこういう時期には、しっかり食べて、水を飲んで、手洗い、うがいの励行がまず必要である。

時代は「新型コロナウィルス」の登場で、強引に世界を変えていく勢いである。この先、どうなるか?誰も予想がつかない。